電子タバコのRLX:霧芯科技(RLX Technology)がNYSEに上場

2021年1月、中国の北京に拠点を置く霧芯科技(RLX Technology、RLXテクノロジー)がNYSEに上場しました。電子タバコブランド「悦刻(RELX)」を展開している企業です。

霧芯科技(RLX Technology)は電子タバコブランド「悦刻(RELX)」を展開

霧芯科技(RLX Technology)は電子タバコブランド「悦刻(RELX)」を展開している元ユニコーン企業です。中国の代表的な電子タバコブランドとなっており、約6割のマーケットシェアを持っています。

健康への配慮もあり、中国政府も電子タバコの普及を後押しする国際世論に加わっています。そんな流れで、霧芯科技(RLX Technology)が社会的責任を果たしている企業の一つとして注目されているようです。

今回のIPOで調達する資金は下記のように計画されています。「借金の返済」などはなく、資金の用途としては前向きな印象を受けます。

• 30%・・製品開発や研究
• 25%・・販路の拡大とサプライチェーンの改善
• 20%・・一般的な会社運営
• 25%・・その他

霧芯科技(RLX Technology)の将来性

中国の代表的な電子タバコブランドとして急速にビジネスを展開

霧芯科技(RLX Technology)は2018年の設立にも関わらず、既に110の正規代理店と5,000以上のパートナー店舗を持ち、中国国内250以上の都市における10万近くの小売店で販売されています。

昨年9月の時点で、同社の売上高は4億ドル（約410億円）に達していました。

中国の電子タバコ市場の可能性

調査会社ChinaInsights Consultancy（CIC）のレポートによると、中国の電子タバコ市場では、2019年に15億ドルの小売の売上高を誇り、2023年には113億ドルに達すると予想されています。年平均成長率（CAGR）は65.9%という、非常に大きな伸びです。

2019年の中国における可燃性たばこユーザーは約2億8,670万人であり、中国は電子タバコの世界最大の潜在的な市場でもあります。

タバコが健康を害するのは明白ですが、どうしても吸いたい人もたくさんいます。健康に比較的配慮しており、また、副流煙による影響の少ない悦刻(RELX)のような電子タバコを吸う人は今後増えていくでしょう。

（とはいえ、「電子タバコもどうせ健康を害するから禁煙する」という人が増えた場合には、霧芯科技(RLX Technology)のビジネスもあまり伸びない可能性があります。）

Sequoia Capital China等も出資

霧芯科技(RLX Technology)には、Sequoia Capital China等も出資しています。

金銭的な面だけでなく、強力なアドバイザーやネットワークを持っているのは大きな強みです。

霧芯科技(RLX Technology)株の投資実績

追記未定

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