2021年1月、アメリカ・ユタ州Provoに拠点を置くQualtrics(クアルトリクス)が、NASDAQに上場しました。エクスペリエンス管理プラットフォームを提供している企業です。
2年ほど前のIPO直前、SAPに80億ドルで買収(SaaS企業の買収としては2016年にOracleが93億ドルでNetsuiteを買収したのに次ぐ第2の規模)されましたが、早くもスピンアウトで上場することになりました。
・米国株の取扱銘柄は国内最大規模の4,000以上で、大型銘柄にくわえ中小型銘柄も豊富
・取引手数料が0米ドルから。約定代金の0.45%(税抜)(下限0米ドル ~ 上限20米ドル)
・日本株や投資信託と同じように特定口座に対応。面倒な税申告の手続きは不要
Qualtrics(クアルトリクス)はエクスペリエンス管理プラットフォームを提供

Qualtrics(クアルトリクス)はエクスペリエンス(XM)管理プラットフォームを提供しています。Qualtricsは下記4つの製品を展開しており、例えば、顧客満足度や社員の会社に対するエンゲージメントに関する情報を、容易に集めることができます(競合はSurveryMonkey等)。
- CustomerXM
- EmployeeXM
- ProductXM
- BrandXM
このIPOによるSAPからの分離によって、Qualtricsは親会社SAPの影響の強い顧客やパートナー以外とも、より自由に連携できるようになります。
Qualtrics(クアルトリクス)の将来性
SAPの強力な後ろ盾とSAPとのシナジー
スピンアウトしたとはいえ、Qualtrics(クアルトリクス)は今後もSAPの強力な後ろ盾とSAPとのシナジーを期待できそうです。
IPO後は既にリーチが効くSAPの影響の強い顧客やパートナー以外にも利用者を広げ、更なる成長が期待されます。
SequoiaやAccelがシリーズAから複数回出資
Qualtrics(クアルトリクス)には、著名VCのSequoia CapitalやAccelがシリーズAからシリーズCまで複数回出資しています。
Sequoia CapitalやAccelが一度でも出資をしている企業には筆者も強い関心を持っていますが、複数回出資している企業を知ったのはこのQualtrics(クアルトリクス)が初めてです。
経営の指揮は引き続き創業者のRyan Smith氏
スピンアウトするQualtrics(クアルトリクス)の経営は、Qualtricsの買収とともにSAPに合流し、事業をSAPの中で率いてきた、創業者で元CEOのRyan Smith(ライアン・スミス)氏によって引き続き行われる予定です。
Qualtricsの成長を支えてきたRyan Smith氏が今後どのような経営を行うか楽しみです。
Qualtrics(クアルトリクス)株の投資実績
2021年2月4日時点の株価と評価益

2021年2月4日現在、筆者が保有するQualtrics(クアルトリクス)株は13.54%の評価益を出しています。

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