2020年10月30日、シンガポールに拠点を置くNanofilm Technologies(ナノフィルムテクノロジーズ)がSGXに上場しました。名前の通り、ナノテクノロジー関連のサービスを提供する企業です。
Nanofilm TechnologiesはIPOで4億7,000万ドル以上を調達し、同社の市場価値を19億ドルとなりました。2017年以降のシンガポール取引所では、不動産投資信託を除き、最大のIPOです。
Nanofilm Technologiesはナノテクノロジー関連のサービスを提供

Nanofilm Technologiesはシンガポール国立大学(NTU: Nanyang Technological University)のスピンアウト企業で、ナノテクノロジー関連のサービスを提供しています。
事業は大きく分けて、先端素材 / ナノファブリケーション / 産業機器の3つの分野で行っています。自動車、新エネルギー、生物医学、消費財、光センシングなど、各業界でNanofilm Technologiesの技術やサービスが活用されています。
Nanofilm Technologies(ナノフィルムテクノロジーズ)の将来性
1億430万株は、創設者のShi Xu氏、CEOのLee Liang Huang氏、および幹部のWeiHao氏によっても売却され、それぞれ1億5,770万ドル、2,590万ドル、1,630万ドルほど受け取ったと言われています。
強い財務体質
Nanofilm Technologiesの収益は2017年の1億360万ドルから、2019年には1億4,290万ドルに増加しています。同時期の純利益も、同期間に2,690万ドルから3,450万ドルに増加しました。
大手の顧客基盤
Nanofilm Technologiesには、様々な業界に300を超える顧客がいます。
情報技術および光学業界の有名企業には長年付き合いの続く会社があり、富士ゼロックスとは14年、ニコンとは13年、サニーオプティカルとは12年の取引関係があります。
また、Microsoftとは5年、Huaweiとは4年の取引関係があります。
Nanofilm Technologies(ナノフィルムテクノロジーズ)株の投資実績
追記未定