デリバリー大手のDASH:DoorDash(ドアダッシュ)がNYSEに上場

2020年、アメリカ・カリフォルニア州San Franciscoに拠点を置くデリバリーサービスの元ユニコーン企業DoorDash(ドアダッシュ)がNYSEに上場しました。

初値は公開価格の102ドルを約80%上回る182ドルで、終値は189.51ドルと市場の大きな期待値が反映されたIPOとなりました。

C3.ai、Airbnbと同時期にIPOを果たし、3銘柄とも上場後には大幅に株価を上げたので、IPO市場は大盛り上がりでした。

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DoorDash(ドアダッシュ)はデリバリーサービスを展開する元ユニコーン企業

https://www.doordash.com/en-US

DoorDashは、米国とカナダの地元のレストランと顧客をつなぐフードデリバリーサービスを提供しています。

Uber Eats等と同じく、新しい働き方 / 稼ぎ方 / 生き方を可能にするシェアリングエコノミーのプラットフォームですね。アメリカ市場で高いシェア率(2019年初時点で3割弱)を誇っています。さすがユニコーン企業ですね。

DoorDash(ドアダッシュ)の将来性

フードデリバリービジネスはコロナ禍が追い風

DoorDashの売上高は2018年の2億9100万ドル(約300億円)から、2019年には8億8500万ドル(約930億円)に拡大し、そして直近の2020年の最初の9ヶ月だけで19億2000万ドル(約2010億円)の売上を記録しています。

同社のIPO申請書類によると、DoorDashのプラットフォームを利用する顧客は1,800万人以上、業者は39万人以上であり、Dashersとして知られる配達員は1億人以上もいるとのこと。

また、月額9.99ドル(約1000円)で、対象店舗からの配送料が無料になるサブスクリプションプログラム「DashPass」の会員は500万人を超えています。

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Walmartと提携するなど食品配達以外の分野へも進出

DoorDashは食料品のデリバリーだけでなく、2018年にWalmartと提携する等して、食品配達以外の分野への進出を積極的に進めています。日用品の即時配達はその頃から始まっているようです。

こういったカバー範囲の広さもあり、2019年の1月には、Uber EatsやGrubHubといったグローバルで名高い競合他社とのシェア争いに、アメリカ市場では競り買っているというデータがあります。

セコイアやソフトバンク・ビジョン・ファンドなど著名なVCが出資

DoorDashには、Sequoia Capital、KPCB、Khosla ventures、Y Combinato、ソフトバンク・ビジョン・ファンドといった著名なVCが出資しています。

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WeWorkやOYOの失速で評判を下げてしまったソフトバンクの孫さんは、DoorDashの上場で汚名返上となりそうです。このIPOの成功を見込んで、ソフトバンクグループの株価も好調となりました。

競争の苛烈さと利益率の低さは問題

DoorDashは同業他社の中でも成果を上げている方ですが、マッチングサービスというビジネスモデルの危うさは当然の如く孕んでいます。

競争の苛烈さと利益率の低さには常に晒され続け、経営者は心休まる時がないのではないでしょうか。

コロナ特需からのIPOによる更なる資金調達で飛躍を続けるのか、それとも上手く成長できず衰退していくのか、DoorDashの今後に注目です。

(追記:そもそも利益率の低いビジネスモデルであること、コロナ後はより競合サービスとの競争が熾烈になると予想されることから、2021年1月に損切りしました。IPO時の盛り上がりに流されて投資してしまったのは反省です。)

(さらに追記:筆者がDoorDash株を売却してから株価がV字回復しました。やはり、筆者の投資手法ではよっぽどのことがない限り、利益を上げるまで売却しない方が良さそうです。(ちなみに、Airbnbの株値もパンデミックに関わらず上昇中))

DoorDash(ドアダッシュ)株の投資実績

追記未定

IPO市場の盛り上がりでAffirmとRobloxは上場延期

同じく2020年12月に上場予定だった注目企業のAffirmとRobloxは、あまりのIPO市場の盛り上がりから(市場の不確定要素が多いため)2021年への上場延期を決定しました。

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